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12 6月 2023

ボイトレ&ボーカル・レシピ集|その8「お酒と喉の話とか・・」

☆カタヤマケイジ自ら執筆する「ボイトレ&ボーカル・レシピ集」です

「お酒と喉の話とか・・」

今回はちょっとプロっぽい話です。

私の趣味は食べ歩きとお酒です(笑)

たまに耳にする話で、お酒で喉が潰れたとか、潰したとか、そういうのは基本的にない話だと思います。カッコつけてるだけでしょって(笑)

歌って歌って喉は変化していくものだし、歌ってる喉は酒ごときには負けないな。でもお酒飲んだ状態でガンガン歌うのは良くないな、これはカラオケにも、プロにでもいえることです。

年齢と共に声が出づらくなっていくのは少なからず事実だと思いますが、それもとどのつまり喉と言うよりは心が少しずつ歳をとっていくと言った方がいいんじゃないかなと私は思います。

歌うこと、すなわち、ボイストレーニング&ボーカルレッスン等に費やす時間が無くなっていくのも事実かもしれませんが、基本的に“しんどく”なっていくんだなと。私も勿論自覚ありですよ(笑)

教え子たちに私の若い頃からの経験値を踏まえて言えることは、「喉は生もの」。先程、喉は負けないと言っておかしいと思うかも知れませんが、“喉は弱そうで強い”でも“強そうで弱い”。そしてギターの弦のようにすぐ取り換えて明日の本番に、という訳にいかない。エンジン(喉)は温まった状態で本番日に上手く持っていくのが理想ですが、一度悪くなってしまうと回復するのに時間がかかる、そしてとっても悪くなってしまうと治るのにもっともっと時間がかかる。ですので、ボイストレーニングで正しい声の出し方を、そしてボーカルレッスンで喉に無理のない歌い方を学んでいくことに価値があります。

私は20歳くらいの時に喉に無理をさせて約1年余り満足に歌えなかった時期があります。そんな時ほど歌いたい気持ち=不安が先立ち、また歌わなければいけない状況が沢山やってきたりします。でも今思えばその時期の初期に心を鬼にして(笑)しっかり喉を休ませてやればそんなに長引かずに治ったのにと思います。

教え子たち(プロで頑張る人を含め)は、本番の前日とかに、押し寄せる不安を鎮めたくて喉の調子が悪いのに歌おうとします。そんなとき私は言います「じたばたするな」と。そんな子達はそれまでに十分練習もしてきています、今更一夜漬けじゃあるまいし、今更あがいても無駄です(笑)喉の調子が悪い時の2,3日の練習では何も変わりませんし、状況を悪くするだけです。リラックスして喉を休ませることがそんなときの最高の練習です。

勘違いしないでくださいよ、それまでに着々と日々のボイストレーニングやボーカルレッスンを積み重ねてきた上の話ですよ(笑)以前の投稿でも書きましたが「一日一練」は大切です。

「喉は生もの」肝に銘じて。

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海よりも青い空よりも // カタヤマケイジ - LIVE&リリース情報
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