30 9月 2023

ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その・１５「自分の声と向き合う。体の調子は心の調子」

☆カタヤマケイジ自ら執筆する「ボイトレ＆ボーカル・レシピ集」です

「自分の声と向き合う。体の調子は心の調子」

質問をいただきました。「カタヤマ先生に教えて頂いた腹式呼吸を意識してやっていると、体の調子がいいような気がします。なぜでしょうか？」

私は内科とか外科とかいう意味のお医者さんでは無いので、喉・声を使う上での体の調子との繋がりということですが、まず腹式呼吸、プラス丹田への力、これを普段のお喋りから意識付けすることにより、体の中心線が整う、背筋が伸びるといったようなことに繋がります。そして普通ではどうしても喉だけで発声しがちな体のシステムが少しずつ改善されていきます。

日々のお仕事はじめ社会生活の中で、年齢を重ねるごとに心身のストレスを感じずにはいられないのが現代です。そんなときにこそ人間が持つ素晴らしい能力の“声を出す”ということに立ち返るべき時です。日常生活の中でも声を出す機会がどうしても減っていっている昨今、今一度声と向かい合っていくことは現代人の急務かも知れません、皆昔はもっと声を出していたはずです。なんでも習慣ですから、特にこの3年余りのマスク生活が声を出さないことに一層拍車をかけました。

私は思います。体の調子＝心の調子。そして心の調子を良くすることに、声を出すこと（ボイストレーニング）は大きな意味があると思います。その上で大昔から自然発生的に人間が行ってきた“歌を歌う”という楽しい行為が加えられれば最高だと思います。

腹式呼吸、丹田を中心として力を込める。この形で体を使ってしっかり声を出すことが、喉の活性化、声の活性化、そして心の活性化に繋がっていきます。よくストレス解消とか、リフレッシュとかの言葉が使われますが、声をしっかり出すことはスポーツにも増しての爽快感、ストレス解消、心身のリフレッシュ効果てきめんです。そしてきっと心地よい疲労感を体感されることと思います。
私も雑務に追われた後は無性に声が出したくなります、歌いたくなります。そして活性化した喉と体と心を体感します。

一生懸命声を出すことは、体は勿論フル回転、そして脳の活性化にもつながります、血の巡りが良くなるなんて言い方をしたりしますが（笑）。

歌手の方で血管が切れそうな感じで歌っている方がいらっしゃいますが、不思議とそういったことでプッツンはいかない、逆にじっとしていて血の巡りが悪い時の方がプッツンになることが多々です。それとストレスですね、そういったストレスを解消するためにも一生懸命声を出す＆歌う！

なんか堂々巡りのお話になってきましたが、体を使って一生懸命声を出して汗をかくことは、とにかく良いことの連鎖が起っていくということです。

今一度自分の声と向かい合ってみてください、そして声を出すことと向かい合ってみてください。

声を出せるスペースはお手軽に安価で近くにあります、そうカラオケボックスはどこにでもあります。

忙しい日々のきっとリフレッシュになるはずです。おっと、また話が最初に戻りそうです（笑）。

「体の調子は心の調子」声を出すことと向かい合ってみましょう！

ボイトレ＆ボーカル・レシピ集

その１「楽しい」がすべての原動力」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その１ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)

その２「可能性にフタをしないで」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その２ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)

その３「歌詞とキャラの一致性」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その３ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)

その４「一日一練」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その４ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)