03 8月 2023

ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その・１１「ボイストレーニングをするということは？」

☆カタヤマケイジ自ら執筆する「ボイトレ＆ボーカル・レシピ集」です

「ボイストレーニングをするということは？」

とっても哲学的な質問をいただきましたので私なりのお答えをさせていただきたいと思います。

「人間の持つ素晴らしい能力のひとつを最大限活用するために行う行為」かな。

まずボイストレーニングという言葉には幾つかの枝分かれがあると思います。一般的には歌の為の「ボイトレ」と呼ばれるものだと思いますが、ビジネスマンの方や声を使うお仕事の方たちの為のボイストレーニングもあります。いずれにしても声＝ボイスは、人間の日常の中で特別大切なものの一つかと思います。声の印象1つでとっても好感の持てる人間関係をスタートさせられたり、また逆に声の印象1つで勝手に色んな事まで悪くイメージされてしまったり。やはり声＝ボイスの持つ力は大きいと思います。心当たりありませんか、お仕事で電話でのやり取りをしていた方と初面識の時の印象の違いとか（笑）

声に元気がなかったね、とか、声が疲れてたね、と人を心配させたり、今日は声に張りがありますね、とか、・・・さんの声を聞くと安心します、とか人を元気にすることも出来ます。そのくらい声は私たちにとって大切な表現のひとつです。ですので普段のお喋りからボイストレーニングのつもりで、お腹（丹田）に力を感じてお話ししてみてください。それだけでも相手への言葉の伝わり方が全然違ってきます。

ここまで書いてきてなんとなく答えが明確化してきましたが、声は印象であり、そして伝える相手への印象を良くするということがボイストレーニングをする大きな意味の一つでもありますね。そして声をしっかり出していくことは、自分本来の身体の健康、心の健康にも大きく繋がってきます。ここ3年間のマスク生活で損なわれた声を出すということをもう一度見直さなければいけない時だと思います。声を出さない、出せない、ことへの切実な思いが特にご年配の皆さんの中にあるのだなと、私も常々受けとめています。

そして先程も書きました「ボイトレ」と呼ばれる、歌をカッコよく素敵に歌うためのボイストレーニングですね。元々、歌を歌うという行為は喉にとってはアクロバットなことを要求しています。ですので普段のお喋りだけでは補えないアクロバットな動きを「ボイトレ」で練習・習得させるということになります。歌のボイトレにも2通りあると思いますが、色んな声を出していく（出させていく）タイプと、1つの声を磨いていくタイプ。

私の指導は後者、人の心に届く唯一無二の1つの声を磨いていくということです。

次回は「歌が上手くなるということは？」という更に難しい質問にお答えします（笑）

そして、コンサート＆ボイストレーニング（ボーカルレッスン）を楽しく合体させた私の新企画イベント「みんなが歌うコンサート」～ボイストレーニングから始めるよ～がいよいよ今週土曜日ティアラこうとう小ホールで開催です！

ボイトレ＆ボーカル・レシピ集

その１「楽しい」がすべての原動力」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その１ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)

その２「可能性にフタをしないで」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その２ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)

その３「歌詞とキャラの一致性」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その３ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)

その４「一日一練」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その４ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)

その５「母と子の物語」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その５ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)

その６「母と子の物語・続き」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その６ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)

その７「ＭＣの苦手な人集まれ」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その７ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)

その８「お酒と喉の話とか・・」「喉は生もの」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その８ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)