ボイトレ&ボーカル・レシピ集|その・10「”ん”を付けよう!」
☆カタヤマケイジ自ら執筆する「ボイトレ&ボーカル・レシピ集」です
「“ん”を付けよう!」
さあ、皆さん夏の匂いがしてきましたね!3年ぶりにお祭りや花火も復活するね、本当に良かった!
今年こそは楽しい夏にしようね!
私もこの夏、もっともっと沢山の方に、ボイストレーニングやボーカルレッスンの魅力を届けたくて「みんなが歌うコンサート」という初企画の楽しいイベントを、8月5日(土)ティアラこうとう小ホールで開催します!私が、マスター片山として、会場の皆さんとボイストレーニングからスタートして、皆さんよくご存じの5曲のボーカルレッスンを行いながら、会場みんなで大合唱!という楽しいイベントです!
客席の皆さんが主役の「みんなが歌うコンサート」です!興味のある方は是非参加してね!詳細はinfoページ見てね!
さあ、夏と言えば「運を付けて、サマージャンボ宝くじを当てよう!」なんて、ちょっとこじ付け(笑)すみません。
はい、今日は「“ん”を付けよう!」というお話です(笑)
私のボイストレーニング&ボーカルレッスンでは、母音と子音という言葉が度々登場します。
母音は「あ・い・う・え・お」、子音はそれ以外の、「か・き・く・け・こ」「さ・し・す・せ・そ」・・・・等々です。そしてもうひとつが「ん」ですね。
この仲間外れの「ん」が実は、母音と子音の行方のカギを握るジョーカーのようなものです。
前回書いた「その9」では1フレーズのお尻(出口)の母音まで意識して歌えるように、といったお話をしましたが、今回は歌い出し(入口)に焦点を当ててみましょう。
歌い出すときの1音目の前に必ず“ん”を感じて歌い出してください。閉じた口が開くイメージです。1音目が母音でも子音でも同じことです。いいですか、例えば子音のカ行でしたら、んか、んけ、んき、んこ、んく、サ行でしたら、んさ、んせ、んし、んそ、んす。といった要領です。母音でしたら、んあ、んえ、んい、んお、んう、といった要領です。鼻音と呼ばれる、ナ行、んな、んね、んに、んの、んぬ、マ行、んま、んめ、んみ、んも、んむ、等は“ん”が付けやすいのでイメージが掴みやすいですね。
母音に付けるのが、なかなか難しいでしょ?
あ・い・う・え・お、ではなく、あ・え・い・お・う、となっているのは口の開きの大きさがだんだんと小さくなってくる順なのでこの順番で行ってください。その方がスムーズにやり易いです。
で、この“ん”が入り口だけでなく、フレーズの真ん中の方の音も含め全てに付いてくることが目標です。
そうすることにより、母音・子音・リズム感=ノリ、喉に負担をかけない無理のない発声・・・等々、とにかく良いことの連鎖を作っていけます、一つ間違えてはいけないのは、鼻声のように鼻にかかる度合いの強い音になるのはダメですから気を付けてね。
この“ん”については深すぎるので、母音と子音と共に、折々に紐解いていきますね。
まずは入口の音に“ん”を付けていくことから始めましょう!
「“ん”を付けよう!」 グッドラック!(笑)
ボイトレ&ボーカル・レシピ集
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