08 10月 2023

ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その・１６「リズムは倍で感じて乗っていく」

☆カタヤマケイジ自ら執筆する「ボイトレ＆ボーカル・レシピ集」です

「リズムは倍で感じて乗っていく」

「自分はリズム感が悪くて」「自分はリズム感が無くて」と仰る方が沢山いらっしゃいます。そんな方に是非日頃から簡単にできるトレーニングをお教えします。カラオケを歌った時にカッコよく乗れてる方は問題ありません、なんか乗れないなとか、間延びした感じに歌ってちゃってるなと感じる方にお薦めです。

リズムには“表”と“裏”があります。あまりうまくいかない方のほぼ全員はこのリズムの“裏”の感覚が希薄です。

普段歩く時に一歩一歩に合わせて、「ワン・トゥー・スリー・フォー」と数えて歩いてみるのが①のパターン、次に今と同じく一歩一歩に合わせて、今の倍の速さで「ワン・トゥー・スリー・フォー、ワン・トゥー・スリー・フォー」と数えて歩いてみます、これが②のパターンです。①のパターンはリズムの“表”だけです。カッチリはしてますが例えると行進のような感じです。演歌もこの乗りでほぼ大丈夫です。次に②のパターンですがこれは「ワン・トゥー・スリー・フォー、ワン・トゥー・スリー・フォー」の中の「トゥーとフォー」の位置がリズムの“裏”になります。しかし、このリズムの“表”と“裏”の話は、あくまで頭で考えたときの説明の話ですので「なるほど」程度の理解でもいいです。

大切なのはこの「ワン・トゥー・スリー・フォー、ワン・トゥー・スリー・フォー」を普段から心掛けて体（感覚）で覚えていくことです。

で、ここからですが、ご自分のレパートリーを歌う時にこれを当てはめて（感じて）歌っていく習慣をつけていってください。上手くいってない方は、今までご自分のレパートリーを、①のパターンで歌ってた方がきっと多々だと思います「ワン・トゥー・スリー・フォー」と。それを「ワン・トゥー・スリー・フォー、ワン・トゥー・スリー・フォー」の②のパターンで歌うことを心掛け、そしてそのノリに慣れていってください。厳密に言っていくと16ビートの歌は更にその倍で感じて乗っていきたいですが、またそれはこの次に。

まずは「ワン・トゥー・スリー・フォー、ワン・トゥー・スリー・フォー」で今までの倍で乗っていってください。繰り返しますが、頭で数えるのではなく、感覚で身に付けて行く（音楽を聴く時に意識してみるのも勿論いいです）。

「リズムは倍で感じて乗っていく」上手くカッコよく乗れない方が大切にしていってほしい基本の一つです。

少しずつがんばって、なんでも慣れです、当たり前を変えていくことが“上達”です！

ボイトレ＆ボーカル・レシピ集

その１「楽しい」がすべての原動力」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その１ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)

その２「可能性にフタをしないで」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その２ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)

その３「歌詞とキャラの一致性」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その３ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)

その４「一日一練」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その４ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)

その５「母と子の物語」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その５ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)

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