18 6月 2024

ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その・２８「緊張を楽しむ」

「VOICEMAN LIVE 2024」無事大盛況のうちに今年も終えることが出来ました。みんなの歌い終えるまでの緊張感、そして歌い終えた後の達成感に満ちた最高の笑顔。ティアラこうとう小ホール満員の応援団のお客様お一人お一人もきっと出演者の皆さんと同じ気持ちだったと思います。

みんな力出し切ったね！例年にも増して今回は私の中で“実り”を沢山感じました。そしてこの発表会を開催する意味・意義というものを強く感じた今回でした！

さて、今日は”緊張感”について少しお話を、
ステージの上での緊張、またステージに上がるまでの緊張、これはどんな人にもあるものです、無い方がおかしい（笑）どんなに著名な歌手・ミュージシャンであっても同じです。というか緊張が無くてはダメです。緊張があってこそ、ひとつ上のオーラが乗る（実力以上ということではなく、緊張が生み出すまた別のオーラです）。

で、問題は、“緊張”と“あがってしまう”の境目だと思う。あがってしまうと、当たり前ですが実力が出せるはずもない。では実力とはなんなのか、普段の練習で出来ること、出来てることです。ステージの上で実力以上のものが出せることは歌の場合は無い。というか、練習で失敗してるところを必ず失敗する。

スポーツ等で、本番でアドレナリンが出て記録が出ました！といったことが言われたりしますが、ホントかなー？と思いますね、普段でも出てますよ記録が、そういう方は（笑）。

話は戻りますが、ステージの上で１００％の実力を出すことの難しさ。ステージの上では８割実力が出せれば十分です、と思わないとダメ。で、その上に緊張感というステージの魔物がくれたプレゼントのオーラを乗せる。こればかりは普段の練習では乗せられないものです。

ですので、実力を８割出せたくらいでも、カッコよく・素敵な・説得力のある・人の心に届く歌に、普段からしておけるように頑張る。

「自分自身が楽しみます！」といったコメントもよく耳にしますが、お客さんが前にいて、自分が楽しんでお客さんも楽しませたい、なんて芸当はかなりの上級です（笑）

歌というもの自体が、非日常なところも多々あるもの。そのひとつの極めがステージであるなら

“折角の緊張を楽しむのです”。そして普段の実力を出し切るのです。ただそれだけです。
がんばろう！

ボイトレ＆ボーカル・レシピ集

その１「楽しい」がすべての原動力」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その１ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)

その２「可能性にフタをしないで」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その２ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)

その３「歌詞とキャラの一致性」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その３ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)

その４「一日一練」ボイトレ＆ボーカル・レシピ集｜その４ | カタヤマケイジ Official Website (k-katayama.com)